国際線の機内Wi-Fiについて

JAL機内Wi-Fi

JAL国際線 Wi-Fiキャンペーン

JMBダイヤモンドとJGCプレミア会員には、「国際線機内Wi-Fiサービス プロモーションコード」がもらえるキャンペーンがある。このクーポンコードを使えば、国際線の機内wi-fiが無料で40回使えるというものだ。

完全に無料になった国内線と違って、国際線の機内wi-fiは1時間で約千円からと安くはないから、本当に仕事で必要な場合を除けば、ちょっとSNSをチェックしてみよう程度の軽い気持で使う気にはなれないのだが、去年の秋にJGCプレミアになってからは、このプロモーションのおかげで国際線に乗る度にwi-fiにつないでいる。

JAL国際線Wi-Fiキャンペーン


国際線の機内wi-fiには接続時間の異なる料金プランが3種類あって、それぞれ1時間、3時間、フライト(24時間)となっている。価格はアメリカドル建てで$10から、JALカードで支払うと$1から$2ほどの割引がある。

このキャンペーンで配られるクーポンコードを初めて利用したとき、まあ、こういったプロモーションの類の常として、最も安い1時間プランが適用されるのであろうと予測していた。それでも40回分、つまりは40時間ということになり、年に国際線に乗るのが5往復10回ぐらいだとすると、1回のフライトで4時間接続することができる。

フライト時間が5時間から7時間程度のことが多い東南アジア路線では、4時間というのは充分な接続時間である。さすがに、1回のフライトでクーポンコードを利用できるのは1回だけなどという、けちくさい制限はかけていないだろう。

そんなことをあれこれと考えながら接続してみると、なんと、このクーポンで利用できるのはフライトコースであった。つまり、40フライト分のクーポンなのである。そんなには使い切れない。さすがはダイヤモンド会員向けのサービスだけあって気前がよいが、逆に考えると、平均すればダイヤモンド会員やプレミア会員はそれぐらい乗っているということなのであろうか。
 

機内Wi-Fiの使用感

実際に使ってみた感じとしては、快適とまではいかないが、用途を選べば実用に耐えうるラインといったところであろうか。この高いとは言い切れないクオリティは、しかしながら、機内wi-fiとしてはかなりよい方である。

最初に、クーポンコードを入力したり、有償の場合は支払などの手続きをして、接続を確立するのに失敗することがあり、ここで手間取ってしまうことが多いような印象があるが、いちど接続できれば後は問題がない。

接続速度については過度の期待はしない方がいい。まあ、国内線の機内wi-fiと同程度、つまり、画像の読み込みは少しもたつく感じで、反対にSNSなどに画像をアップロードするのはできなくもないが、動画の視聴はかなり厳しいといったところか。あるいは、WEBサイトの閲覧で比較すると、スマホでなら大丈夫でも、PC用の画像などの多いページだと読み込みに時間がかかってしまう。

容量の制限はなく使い放題となっている。とはいえ、速度が速度なので、フライト中ずっと使い続けても大した容量にはなるまい。

一昔前は、機内に入ると携帯の電源を切っていたものだが、今や、国内線か国際線かを問わず、ほぼ常時ネットに繋がっているのが当たり前になりつつある。この国際線Wi-Fiキャンペーンは、数あるキャンペーンのなかでも、最もその恩恵に与っているものと言えるかもしれない。

もはや、最初から機内wi-fiを利用する予定で乗っているので、JAL以外の便に乗って、wi-fiに未対応の機材だったり、あまりにも価格が高すぎたりすると、予定していた作業ができずに困ったことになる。そこで、確実に無料でwi-fiが使えるようにJAL便を選ぶようになる。正に、敵の思うつぼというやつだ。あるいは、踊らされていると言うべきか。いや、これは手のひらで転がされているのか。

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