JAL Global Wallet

JAL Global Wallet

JGWとステイタスカード

JAL Global WalletとはJALから出ているプリペイド式の国際デビットカードで、マルチカレンシー対応で日本円・アメリカドル・ユーロ・イギリスポンドなど主要15通貨で使え、また、Mastercardブランドがついており、世界中のMastercardの加盟店やATMで利用できる。

カードそのものの正式な発行元はJAL ペイメント・ポート株式会社となっているが、これは株式会社JALカードが発行している各種JAL CARDと似たようなものである。カード券面にはJAPAN AIRLINESの名前が入っており、ショッピングと両替の利用でマイルが積算される。

また、JMBのステータス会員とJGC会員向けにJGWステイタスカードというものが存在し、白ベースの一般カードに対して、この記事の画像のように灰色ベースのカードとなっている。そして、今回、このJGWステイタスカード限定でFOP積算キャンペーンが行われている。

なお、一般のJGWカードとJGWステイタスカードとは、今回のようなキャンペーンなどでの待遇が異なるだけであり、国際デビットカードとしては同じもののようである。つまり、手数料が安くなるとか、そういった恒常的な特典はない。
 

JGWステイタスカード限定FOP積算キャンペーン

今回のキャンペーンの概要は、JGWステイタスカードの保有者が今年2019年の1月28日から6月30日までの間に、マイル積算対象運賃でJAL国際線に搭乗して、海外でJGWを利用すると(ショッピング・両替どちらでも可)、2,000FOPがボーナスポイントとしてもらえるというものである。もちろん、JGW利用時に積算されるマイルもちゃんと積算される。

JALカードの初回搭乗ボーナス5千ポイントと合わせれば7,000FOPになるので、サファイア到達まで43,000FOPで済むことになる。とはいえ、JMBのエリートステータスがないとこのキャンペーンの対象であるJGWステイタスカードを作ることができないので、このキャンペーンが有効に働くのは、JMBクリスタル会員で今年度にサファイアステータスとJGCを目指そうという人、すでにJGCでプレミアやダイヤモンドを目指している人などであろう。

まあ、今回のキャンペーンはどちらかというと、JAL便に乗ってもらおうというよりは、JALのお得意客にJGWを持ってもらおうという方がメインなので、修行にマッチするものではない。すでにJGCを持っており、一つ上のステータスを獲得するために今年も乗り続けるという、いわゆるJGP修行をしている方は正に飛んで火に入る夏の虫といったところなので、是非、利用されるといい。

かく言う筆者も向こうの思うつぼ、当然のようにJGWステイタスカードを作った。筆者は最初からステイタスカードの発行を申し込んだが、一般カードを先に作ってしまった人がこのキャンペーン対象に該当するためには、ステイタスカードへの切替が必要なので要注意である。

JGWはプリペイド式なので、利用に先立ってチャージしておく必要がある。チャージ方法としては銀行振込やインターネットバンキングによるものがある。銀行振込とは発行元JALペイメントポートの口座に振込をする方法、インターネットバンキングはJGWアプリ内から収納代行会社WELNETのサービスに進んで、対応銀行にある自分の口座から引き落とすものである。

もし、住信SBIネット銀行の口座があれば、実はこれがいちばん便利である。住信SBI銀行はJALペイメントポートと提携しており、アプリ内にも専用のチャージメニューがあるし(収納代行サイトに飛ばない)、チャージ手数料も無料である。

筆者はすでに口座を持っていたので、例によって例のごとくまたもや対象外であるが、こういったネット銀行系はポイントサイトから口座開設を申し込めばポイントを貯められることが多いので、陸マイラーの方はどうぞ。
 

2,000FOPの獲得を目指すも

さて、JGWステイタスカードも手元に来たし、SBIの口座にも残高があったので日本円でチャージも完了、3月にクアラルンプールとバンコクに再び行くのに合わせて、タイバーツへの両替も済ませた。3月はクアラルンプールよりバンコクの方が滞在日数が長いのでバーツにしたが、JGWはリンギットにももちろん対応している。

後は、バンコクでJGWを利用するだけだったのだが、クアラルンプール行きの機内でたいへんなことに気づいてしまった。JGWは作ってからというもの、人に見せびらかすためにSuicaと一緒にパスケースに入れて持ち歩いていたのだが、定期券は海外出張には要らないからとパスケースごと自宅に置いてきてしまったのだ。

機内販売でJALカードを使用し、そういえば、JGWをここで使った場合、海外利用ということになるのかなと下らない疑問がわき、それと同時にJGWを家に忘れてきたことも思い出した。SuicaはモバイルSuicaもあるので、空港までの電車に乗るときにはまったく気づかなかったのだ。

すでに機内ではすべてが後の祭り、3月のバンコク出張でのボーナスポイント2,000FOPは逃してしまった。すでに両替済でJGWにチャージされているバーツは、バンコクに行くことならいくらでもあるので、またの機会に使えばいい。

問題は今回のキャンペーンが6月30日までだということだ。そこまでには今のところ、出張の予定はない。むりやり入れてもいいが、すでに決まっている国内出張との兼ね合いで相当なハードスケジュールになってしまう。6月末から7月頭にかけて、家族旅行でハワイに行く予定があるので、USドルにもチャージしておいてハワイで使うしかない。

6月30日、正にこのキャンペーンの最終日にハワイ着なので、着いた初日に忘れずにJGWを使わないといけないという、これまた忘れっぽい筆者には難題がのしかかってきたのである。

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