バンコク連続修行のまとめ

土砂降りのバンコク

Food Republic

バンコクに行くたびに必ずと言っていいぐらい食べに行くところがいくつかある。中にはガイドにも載っているような有名店もあるが、今回は交通便利な場所にありながら、意外と見落とされているスポットを紹介したい。

場所はBTSのサイアム駅直結のサイアム・センターである。お隣のサイアム・パラゴンはオーシャンワールドという水族館が入っていたり、上層階に外車ディーラーが入っていて高級車が展示されていたりと、ショッピングだけではなくエンターテインメントとしても楽しめるし、反対側のサイアム・ディスカバリーはリニューアルされたのが最も新しく、マダム・タッソー博物館もある。

この両者に挟まれたサイアム・センターはお洒落で最先端のブティックがたくさん集まっていて、そのせいで旅行者には却って見逃せないという訳ではなくなってしまっている。

しかし、このサイアム・センターのFl. 2、日本風にいうと4階の中心を占めているフードコート Food Republic と、フードコートの周囲に並んでいるレストランの一つ Somtam Nua の2箇所は、個人的には絶対に外せない場所である。

Siam Centerのフードコート Food Republic


Somtam Nua というのはその名の通りソムタムの美味しい店で、回転が速く新鮮だからなのか、魚と蟹の塩漬けの入ったソムタム・プー・パラーも、ここで食べて中ったことは一度もない。

食中りなどというと、普段、どれだけ冒険しているのだという感じだが、ソムタム・プー・パラーだけはタイ人でも中るときは中る、しかし、美味しいからやめられないという代物である。ものすごく癖があるので、日本人向けではないのだが、タイ料理のパクチーやナンプラーの匂いが好きで、塩辛も食べられるという人は、ぜひ、Somtam Nua のソムタム・プー・パラーを試してみて欲しい。

バンコクの滞在時間が短くて、万が一にも食中りのリスクは冒したくないという場合は、ソムタム・タイというメニューがお薦めだ。これは塩漬けなどの余計なものの入っていない、言わば純粋なソムタムであるが、この場合、もちろん、Somtam Nuaも美味しいが、もっと安く済ませたいのであれば、フードコートのいちばん端にある、写真のお店がよい。North-Eastern Thai Food と看板に英語で書かれているからすぐに分かるだろう。

ソムタム・タイ


ソムタム・タイに餅米を蒸したものを合わせるのだ。ソムタムの汁を餅米に吸わせながら食べると、気分はすっかり現地人である。両方足しても100バーツにもならない。つまり、300円ほどなのである。フードコートのこのお店を進める理由は、まずはこの安さであるが、注文を受けてから調理を始める、パパイヤを刻むところから始めるほどなので新鮮なこと(作り置きはしなっとしてしまい美味しくない)、餅米を置いてあるところもポイントである。
 

バンコク連続修行のまとめ

さて、今回の立て続けに2回行ったバンコクへの修行、いや、実はただの出張は、ビジネスクラスを利用したこともあって、それなりに多くのFOPを貯めることができた。

  • マレーシア航空 : 105,420円 / 8,346FOP = 12.63円@FOP
  • 日本航空 : 334,800円 / 6,824FOP = 49.06円@FOP

以上のように単価は極めて悪く、数字だけなら今回はどちらもFOP修行としては問題だらけである。

まず、MHのA380で行ったバンコク行きであるが、FOPは東京 - クアラルンプール間の分しか加算されていない。クアラルンプール - バンコクはマレーシア航空でビジネスクラスを利用したにもかかわらず、マイル積算対象外なのだ。

その理由はタイ航空の運航便だからである。マイル積算、ひいてはFOP加算の条件はワンワールド便名で予約したワンワールド運航便である。今回はワンワールド便名で予約してあるが、ワンワールド運航便でなかったので対象外ということである。FOPが貯まらないことには途中で気づいた。便変更も可能な予約だったのだが、どうせならタイ航空のビジネスクラスも体験してみたいと思い、そのままにしてしまった。

そして、単価ほぼ50円近い2回目の方だが、これは10泊分以上の宿泊費がここに含まれている。ダイナミックパッケージなので、いくらが航空運賃でいくらが宿泊費かという内訳は出てこない。さらに、ツアーということなので、ビジネスクラス利用にもかかわらず積算率が70%なのである。

普通に宿泊すれば一泊2万円近くするホテルだったので、そこを基準に航空運賃分を推測すると10万円ほどということになるが、そもそもツアーで安くなってなかったら、こんな高いホテルに泊まったりはしない。ということで、この時点でFOP単価について考えることは放棄することにした。

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