OKAタッチ修行?3連発 (3) FOPまとめ篇

雨の那覇空港

いざ当日アップグレードへ

さて、今回の3回にわたるOKAタッチのまとめであるが、当初はファーストで一往復、往路クラスJに復路普通席の組み合わせで二往復の予定だったのだが、その内の1回で出発三週間ほど前に「座席変更のお知らせ」というメールが送られてきた。予約時に4Kを抑えていたのが、13Kだか14Kだかに変更されていた。

変更の理由などはとくに書かれておらず、同じクラスJの窓側席なので、何度も乗っていれば偶にはこんなこともあるか、もしかしてVIPが乗ってくるの?1Aじゃなくて4Kまで動かすとなると、警護込みの要人?程度にしか思っていなかったのだが、しばらくしてから座席変更になる理由を1つ思いついた。

そう、機材変更である。さっそくJALのサイトから予約詳細に進み、座席変更のページを見てみると、ファーストクラスのある機材に変更されていた。6月頭の便で、しかも、3週間を切ったところでのファーストクラス設定。まだ半分ほどが空席であった。そこからは毎日のようにファーストの空席状況をチェック、当日の朝の時点でまだ2席残っており、午後便だというのに10時過ぎには羽田空港に到着した。

移動中に空席チェックすると残席1に減っており、モノレールを降りたらカウンターまで小走りで向かい、しかも、自動チェックイン機ではファーストクラスへのアップグレードが出てこず、間に合わなかったのかと諦めかけたのだが、グランドスタッフの方がこちらで見てみましょうかと調べてくださり、有人カウンターで無事に往路のクラスJをファーストにアップグレード、更に勢いで帰路の普通席もクラスJに当日アップグレードしてしまった。ああ、ますます薄れてゆく修行感…。
 

OKAタッチのまとめ

以上のようなわけで、ファースト往復、ファーストとクラスJ、クラスJと普通席の三往復となった。この順番で搭乗しており、3回目の帰路はあえてクラスJの空席があるかどうか確認しなかった。もちろん、修行感を演出するために。

そして、ラウンジを利用しなかったのも、この時だけである。ファーストクラス利用時はもちろんのこと、羽田国内線出発時はキャンペーンで10回まで利用できるe-クーポンがあったし、那覇でも1度はマイルでサクララウンジを利用した。

獲得したFOPと単価は以下の通り。

  • ファースト(特便)FOP : 10,640FOP = (984[区間マイル] x (0.75 + 0.5[ファーストクラス分]) x 2[FOP換算倍率] x 2[指定月2倍] + 400) x 2[往復分]
  • ファースト(先得)FOP : 4,920FOP (当日アップグレード)
  • クラスJ(先得)FOP : 6,688FOP = 984 x (0.75 + 0.1[クラスJ分]) x 2 x 2 x 2
  • 普通席(先得)FOP : 2,952FOP
  • 合計FOPとFOP単価 : 100,140円 / 25,200FOP = 3.97円@FOP

さすがの羽田 - 那覇線に2倍キャンペーン、単価が4円を切っている。これでビジネスクラス利用で押し上げられた修行全体の単価を引き下げることができるというものだ。

那覇の夜景

 

本当の修行の話

ちなみに、普通席往復にすれば、単価は3.15円程度にまで下げることが可能だ。往路は羽田を15時台、16時台に出る便、復路は那覇発最終便にすれば、シーズンにもよるがウルトラ先特で9千円から1万円弱で買える。ステータス会員限定のFOP2倍の指定月にすれば、片道2952、往復で5,904FOP獲得できる。

これを9回繰り返せば解脱である。さすがにきついなあとは思うが、とにかく予算優先でJCGを目指す場合の最有力候補である。もっと極端な話をすると、17往復、35万円ほどでダイヤモンド獲得できる。まあ、FOP2倍キャンペーンに指定した対象月2日に1度以上は沖縄日帰り往復ということになるので、狂気の沙汰であるが。

このようなOKAタッチ修行をする人がどれぐらいいるのか。正直なところ、極々少数であろうと思っていた。効率的なことは分かっているが、それを実行するとなると話は別である。ネットではよく聞く話であるが、言ってみれば都市伝説のようなものなのではないかと。

ところが、当日アップグレードでファーストにした便に乗ったときのことである。15時発のJAL919便は羽田空港の混雑と季節外れの強い偏西風の影響で、通常よりも30分ほど遅れて、18時過ぎに那覇に到着した。このように到着が遅れて乗り継ぎ時間が短くなる場合、出口のところに搭乗ゲートの案内が出されている。

この日も那覇から更に離島に乗り継ぐ便の情報が並んでいたのだが、それら離島便に混ざって、18:35発のJAL918便羽田行きの案内もあった。つまり、定刻であったとしても一時間後の918便で折り返す予約を持っている人が919便に乗っていたということである。本物のOKAタッチに勤しむ修行僧もちゃんといるのだ。

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